こんにちは。旅する投資家です。
今日は景気後退局面を前に、長期投資家としてできることをまとめます。
バフェットも、素晴らしい企業を見つけるだけでなく、割安で購入することがいかに大事かを説いています。
「その企業の株価が本質的価値よりも安くなるまで待って買う」
ウォーレン・バフェット
最高の企業も、魅力のない高い株価で買えばダメな投資となる。(中略)慎重に株価を評価しないで株を買うことは、店頭表示価格を見ないで車を買うようなもの
割安度を測るモノサシを持とう
株価が割安かを判断する助けになってくれる指標はいくつかあります。
- PER(過熱感)
- PBR(解散時価値)
- バフェット指数(対GDP比)
私はできれば100以下の水準で購入したいと考えています。
現金を貯めよう
暴落時に買い向かうためには、現金が必要です。私は現在ほとんんどの株式の利益確定を行い、キャッシュポジションを最大限に高めています。
我々個人投資家は、投資のプロではありません。つまり「待つ」ことができます。プロの投資家は預かったお金を運用し、必ずリターンを上げる必要があります。
割高なので、買いませんでした。では許されないのがヘッジファンドや機関投資家と呼ばれるプロの投資家達。
素晴らしい企業が割安になることはめったにないが、ウォーレン・バフェットが言うとおり「投資の世界では、『ストライク』を宣告されることはない」
個人投資家の「待てる」という強みを存分に活かしましょう。
投資先セクターを検討しよう
いざ暴落が発生したら、どの銘柄を買うかを事前に決めておけば、スムーズに買っていけます。
セクターは大きく分けると2つになります。
- 公益
- 電気通信サービス
- ヘルスケア
- 生活必需品
- 情報技術(IT)
- 資本財・サービス
- 一般消費財・サービス
- 素材
PICTETから引用
個人的には、お金を失わない事を一番にしているので、圧倒的にディフェンシブセクター中心のポートフォリオを検討しています。
不景気になっても以下の消費行動は変わりません。
- 生きていく上で、電気やガス水道が必要
- 赤ちゃんにオムツは必要だし、病気にもなる
- お腹は減るし、喉は渇く
- タバコも吸うし、携帯電話は必要
さらに今後米国・世界人口は増え上記の消費は拡大するので、中長期では安定したグロースが見込めます。
素晴らしい企業を探しておこう
マーケットが穏やかなうちに、少なくとも以下の項目は、調べておきましょう。この入念な下調べこそが、市場総悲観の中で買い向かう勇気を与えてくれます。
- 売上高成長率
- 営業利益率
- 営業CFマージン
- EPS成長率
- 自社株買比率
- 配当性向
- 配当額
- 増配率
- 配当利回り
- 連続増配年数
- 事業別売上
- 地域別売上
- Widemoat(経済的堀)の存在
- 無形資産の生む
- 顧客の乗換コストの検討
- ネットワーク効果
- コスト優位性
経済的な堀は、定性分析において非常に重要です。ぜひこちらもご覧ください。
重要指標・指数をモニタリングしよう
毎日スーパーに行ってると、今日はレタスが安い。と気づくことができます。もしくは割高すぎると気づくことができます。
毎日スーパーに行ってないと高いのか安いのか判断がつきません。だから頻繁に売買しなくても、スーパー(株式市場)には目を向けておく必要があります。
- NYダウ
- SP500
- ラッセル2000
- HYD
- 日経225
- 米雇用統計
- 米FF金利
- ケースシラー住宅価格指数
- 米国2年債10年債スプレッド
- 自身のターゲット銘柄
まとめ
この記事のまとめは以下です。
- 割安を測るモノサシを勉強しよう
- 今は割高だから現金を貯めて待とう
- セクター分析をしておこう
- 銘柄分析をしておこう
- 重要指標はモニタリングしよう
お役に立てたなら幸いです!
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