最近原油高いし、プロクターギャンブルって原料高で苦しいのかな...
直近決算どうなんだろう...?と気になっている方におすすめの記事です。
実は、P&Gは原料高に対応して値上げすることでしっかり良い決算を出しています。増配株で4,000万円運用する私がざっと決算書を解読します。
この記事を読むことでザックリP&Gの決算がどうだったのかを知ることができます。
P&G株を購入検討されている方、ホルダーの方におすすめです。
また最後にP&Gを知るためのおすすめ本も記載します。この機会に是非このグローバル最強企業を研究・深堀してみてください!
■目次
決算結果概要
プロクター・アンド・ギャンブル・カンパニー(NYSE:PG)が2022年度第2四半期の決算を発表しました。
結論原料高の逆風に負けず今季も良い決算内容でした。
出典:[マネックス米国株銘柄スカウター]
- 純売上高は210億ドルで、前年比6%増となりました。
- 為替、買収、売却の影響を除けば、既存事業売上高も6%増加しました。
希薄化後1株当たり当期純利益は、前年のGAAPベースのEPSに対して13%増、前年のEPSに対して1%増の1.66ドルとなりました。
定性コメント
長兼CEOのJon Moellerは、「大きなコスト要因がある中で、非常に力強いトップラインの成長を実現し、収益面でも順 調な進展を遂げました。「この結果、業績見通しを達成することができ、
売上高成長率、キャッシュ・フロー、株主へのキャッシュ・ フローの見通しについて上方修正することができました。
部門別収益
ビューティー
ビューティー分野の既存事業売上高は前年同期比で2%増加しました。
スキンケア及びパーソナルケアの既存事業売上は、主にパーソナルケアにおける技術革新、市場成長及び価格設定に よる数量の増加により一桁台前半の増加となりましたが、製品ミックスの悪化により一部相殺されました。
ヘアケア
ヘアケア事業の既存事業売上は、主に価格上昇により1桁台前半の伸びとなりました。
グルーミング
グルーミング事業の既存事業売上は、前年同期比5%増となりました。
シェービングケア部門の既存事業売上は、主に販売台数の伸び、価格の上昇、先進国市場の成長によるプロダクトミックスと地域ミックスにより、1桁台半ばの増加となりました。
ヘアケア
ヘルスケア分野の既存事業売上高は、前年同期比8%増加しました。オーラルケア事業の既存事業売上高は、プレミアムペースト及びホワイトニング製品の構成比が高まったこと とイノベーションに基づく値上げにより、1桁台前半の伸びとなりました。
パーソナル・ヘルスケア
パーソナル・ヘルスケアの既存事業売上高は、主に咳・風邪・インフルエンザの流行が前年より強まったことによる呼吸器系製品の伸長により、約20%増加しました。パーソナル・ヘルスケアの既存事業売上は、各地域で 2 桁成長を達成しました。
ファブリック&ホームケア
ファブリック&ホームケア事業の既存事業売上高は、前年同期比8%増となりました。ファブリックケア部門の既存事業売上高は、単回使用洗剤と生地改良剤の力強い成長に牽引され、2桁増となりました。ホームケア事業の既存事業売上高は、価格の上昇とイノベーションによる数量増により、一桁台前半の伸びとなりました。
ベビー・フェミニン・ファミリーケア
ベビー・フェミニン・ファミリーケア事業の既存事業売上高は、前年同期比 5%増加しました。ベビーケア事業の既存事業売上高は、価格の上昇、市場の成長、プレミアムテープ型およびパンツ型おむつ の成長によるプロダクトミックスの改善により、一桁台の高い伸びを示しました。
2022年度ガイダンス
2022年度の全入の売上高成長率の見通しを、前年度比2~4%の範囲から3~4%の範囲に引き上げました。また、既存事業売上高の成長率についても、2~4%の範囲から4~5%の範囲に引き上げました。
現在の2022年度の見通しには、商品コストの上昇による税引き後23億ドル、運賃の上昇による税引き後3億ドル、為替のマイナス影響による税引き後2億ドルの逆風が含まれていると述べています。
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