前回の記事では、なぜ僕がそもそも投資するのかを書きました。
- 正直サラリーマンに疲れたから
- 不労所得で自由に生活したいから
- 労働収入より儲かるから
では「何に投資するのか?」これまで様々な金融商品に手を出してきました。
投資信託、現物株式、為替FX、先物、ワンルーム不動産、オフショア保険、仮想通貨等を経験してきました。そんな僕が「なぜ株式」に辿り着いたかを書きます。
■目次
私の投資歴:様々な金融商品に手を出して損失出しまくり
- 高校生の時に母親に勧められドルとポンドで外貨を購入する
- 大学生の時に勧められ投資信託に手を出す
- 社会人になり、オフショア保険、ワンルーム不動産投資、国内株、先物、FX、仮想通貨に手を出す
結論としては、全部やめました。(不動産は売却交渉中)
成績としてはこんな感じです。
正直ひどすぎ...
- 外貨:-10万円(もはや何だったかわからない)
- 投資信託:-20万円(5年ぐらい放置してこれ)
- 仮想通貨:+100万円(バブルにまぐれで乗れた)
- 先物FX:-100万円(調子にのり、仮想通貨の儲けをふっとばす)
これだけあらゆる資産で損を出したこそ語れる
「株」に投資対象を絞った理由を書いていきたいと思います。
理由①経済価値に裏付けされており、市場が整備されているから
ルール1:絶対に損をしないこと
ルール2:ルール1を絶対守ること
絶対に損をしない事、これが鉄則。上記は著名投資家ウォーレン・バフェットの言葉です。成長するがリスクの高い株よりも、割安なバリュー株に投資せよ、という意図で発せられた言葉です。
しかしながら、この言葉はどのリスク資産に自分の大事な金融資産を投じるかにおいても絶対に守らなければいけないルールです。
なぜ、ディフェンスが重要か。それは僕がリアルタイムで仮想通貨NEMの流出事件の被害者となったからです投資していたのはたかだか30万円で、結果的には含み益がのった状態で全額戻ってきたからよかったのですが、資産を失う恐怖、リスクを実感したからです。
- Coincheckに預けていたネムがハッキングされ流出
- 仮想通貨100万円近く保持していたが、全て出金停止
- 追加投資用の日本円100万円も出金停止
- 出金停止中も、下がり続ける仮想通貨
- 売り買いできない、外部に送金もできない
- 規約上、全額戻ってこないかもしれない...倒産したら最悪200万帰ってこないかも...
- どうしよう...祈ることしかできない...
この時はじめて、資産を失わないことの重要性を理解しました。当然株でも損をする事はありますが、他の金融資産に比べて歴史があります。
だからこそ株式投資は、ルールも整備されており、流出やハッキング等の危険性が限りなく低い。また経済的な価値が裏付けとなり値段がついている。
リターンを捨ててでも資産を防衛するために仮想通貨やソーシャルレンディング等、いわゆるオルタナ資産は選択肢から外しました。
理由②運用コストが安いから
株式は、運用コストが低い点もメリット。金融商品にかかってくるコストとは..ざっと以下があります。
- 初期契約手数料
- 売買手数料
- 成果報酬手数料
- 修繕等メンテナンス費用
- 問題に対応する時間費用
- 問題に対応する精神的負担
- 税金
手数料が高いという事は、はじめからその分「負け」からスタートしていると認識した方がいいです。なので投資信託やヘッジファンドが消えます。株は最小限のコストで売買できます。
現物の不動産も消えます。集客や、コストは手数料がかかるだけでなく、悪質な住居人の場合、心理的な精神コストもかかってきます。
特に私の株式のスタイルでは、長期投資のため4半期に1回の決算確認と、毎月末に定期的に買い付けるだけです。
長くやるからこそ、微細なコストにも気を配る必要があります。「自由な生活をする」ために投資しているのに、投資によって時間が奪われストレスがかかる状況は本末転倒です。
手数料、維持費、精神負担や時間、あらゆるコストの観点で個別株が最適と考えています。
理由③流動性が高く、すぐに軌道修正できるから
証券会社を通じて、スマホとネット環境さえあれば即座に売買ができます。例えば急に資金が必要になった時や、投資を間違った時等はすぐに売れます。
例えば不動産の売買を考えてみると、現物を確認して、交渉して、契約して...と一連のプロセスに非常に手間がかかりますよね。そうすると、どうしても億劫になり塩漬けになりがち...
特に最初は、投資で間違いを犯します。現物の不動産や、現物の太陽光発電は、これらの理由で外しています。どうしても組み込みたい場合はREITやインフラファンド等の証券を購入します。
理由④元本が時間とともに成長するから
REITは、投資利回りの観点でめちゃくちゃ魅力的です。5%〜7%のリターンの証券がゴロゴロ転がっています。そのため、あえて絶対外したいというわけではないのですが、やはり長期の柱にする金融商品は、時間経過とともに成長する可能性の高い株にかけたい。
不動産は、どうしても老朽化していきます。つまり時間の経過とともに、基本的には元本価値が目減りしていく構造です。一部の優良銘柄は、世界市場の拡大とともに、株価自体が成長していくという特性を持っています。
理由⑤期待値5〜7%のプラスサムのゲームだから
プラスサムのゲームではない、という理由で先物とFXが消えます。結局投資は、確率の世界に収斂していく。
ゲーム参加者が奪い合いうゼロサムゲームよりも、参加者全員が得するプラスサムのゲームに参加する方がリターンを得られる可能性が高いのです。
理由⑥インフレに強いから
次にインフレという観点で、債券が消えます。今後世界経済がインフレに向かう方向は、避けようのない真実だと考えています。不景気になるたびに、量的緩和が行われ、世の中に出回るマネーサプライ(お金の総量)は増え続けると見立てているからです。
※なぜ株式がインフレに強いのか、はまた別記事で紹介しリンクをはりたいと思います。
理由⑦まだ若く、リスクをとれるから
この記事を書いているいま、僕は32歳です。もし65歳で定年し退職金を運用するんだったら、株一本ではいかず、債券中心のポートフォリオを組んでいたと思います。
株式は、上述の通り素晴らしい金融商品ですが、当然リスクもあります。投資した元本が含み損を抱えても、配当が減配になっても、人的資本を使って稼ぐことができます。
理由⑧本業スキルも向上するから
個別株を投資するにあたって、嫌でもビジネスやファイナンスの知識がついてきます。例えば...
- ビジネスモデル
- 競合優位性
- 財務諸表読
- ファイナンス用語
- マクロ経済動向
- 政治経済動向
- IR(中期経営計画)
昔の私の上司は「全ビジネスマンは、株式をやるべき」と言ってました。それは儲けるために必死でいろんな事を勉強することで、ビジネスの本質が見えてくるからです。
理由⑨「1人」で「生涯」取り組めるから
株式の運用は、死ぬまで続けられます。運用額が増えても同じことの繰り返しです。顧客も、上司も、従業員もなく、自分の意思に従って、続けられる究極の趣味とも言えるでしょう。
まとめ
株式がオススメな理由、まとめです。
- 歴史があり整備されているから
- 運用コストが低いから
- すぐに換金できるから
- 時間経過とともに成長するから
- プラスサムのゲームだから(期待値5%〜7%)
- インフレに強いから
- まだ若くリスクがとれるから
- 本業スキルも向上するから
- 1人で生涯取り組めるから
私もまだまだ勉強中ですが、一緒に株への投資をはじめてみませんか?