「旅するように働き、生きたい」
これはまさに僕が渇望するライフスタイル。
実践されている本田直之さんと四角大輔さんの共著「モバイルボヘミアン」を読みました。
結論、超オススメ。ぜひご一読ください。
■目次
【書評】モバイルボヘミアン 旅するように働き、生きるには
モバイルボヘミアンってなに?
モバイルボヘミアンとは、仕事のために生きるのではなく、自分の好きなことをライフスタイルの中心に据えながら、旅するように働き、暮らす、自由な生き方のこと。
行き着いた答えは、「高度なモバイル・リテラシーを身につけ、自分を移動させる力(モビリティ)を最大限まで引き上げる
モバイルは知らない人はいないと思いますが「移動型の」「機動性のある」という意味。
ボヘミアンとは「古い慣習にとらわれない人」「自由奔放に行きている人」の事。
ボヘミアンってあんまり聞きなれない言葉ですよね。少し前にノマドという言葉が流行りました。スタバでMacBookでドヤッってる大学生を嘲笑する表現になってしまった気がします。(笑)
まぁ、時代の変化点なんてこんなもんです。モバイルボヘミアンという言葉自体より、その思想や実践方法に目を向けて見ていきましょう。
旅するように暮らすための絶対条件
モバイルボヘミアンとして生きるには、「自分が本当にやりたいこと(大切にしたいこと)」を明確に持ち、表現し続けていることが絶対条件
「なにを中心に生きたい?」と聞かれたとき、あなたは即答できるだろうか。 ぼくの場合はそれが「フライフィッシング」や「冒険」であり、「湖畔で暮らすこと」であり、「ニュージーランド」だった。ナオさんの場合は「サーフィン」や「飲食」であり、「海辺で暮らすこと」であり、「ハワイ」だった
改めて、僕が大事にしたい、中心にしたい事を書き出してみた。
- 自然を巡る移動型の生活(バンライフ・キャンプ)
- サーフィン(千葉・宮崎・ハワイ・バリ)
- トレーニング(ランニング・筋トレ・北アルプスハイク・ロングトレイル)
- 静かな、海辺での暮らし(読書・料理)
- 妻子供との十分な時間と冒険
- たまにヒップなカルチャーでの刺激(鎌倉・青島・ポートランド・カリフォルニア)
- たまに都会での刺激(東京・シンガポール・香港)
夕暮れの中でのサーフィン、静かな家での読書や料理、誰よりも大切な家族との時間など。
心の底で雄叫びをあげてしまうような瞬間、精神がディープリラックスする瞬間、全ての事に感謝できる瞬間を思い出してみるのがおすすめです。
まずビジネスの訓練をしよう
「こんなのおかしいだろう」と思うことはあったが、それは自分がおかしいのか、世の中がおかしいのかは判断できなかった。ただ、間違いなかったのは、自分にまだスキルがなかったこと、何者でもなかったこと。
まずは、今あなたがいる 職場を「お金をもらいながら通えるビジネス訓練所」だと捉えること。そして、上司や先輩を「トレーナー」 とし、日々積み重なるタスクを「トレーニングメニュー」 と考えてみる。
僕が大学生の時に感じていた、世の中的におかしいことがいっぱいあった。就職活動で何十社、時には何百社を受ける事。「社会人になったら遊べなくなるから大学のうちに遊んでおきなよ」と言ってくる先輩。リクルートスーツ。ブラック企業なるもの。だまくらかしあいの面接。やたら偉そうな内定者と社員。
でも悔しいかな、何者でもない自分は「おかしい」と思う事を素直に言えなかった。社会に適合できないクズ人間なんじゃないかと思った。だからあえてそのレールに乗っかって就職してみた。血反吐が出るほどしんどい時もあったが、そのトレーニングはがあったからこそ声をあげ、決断に繋がった。
移動しまくろう。ホームプレイスを探そう
「アイデアは移動距離に比例する」 という言葉は高城剛さんのものだが、旅そのものがクリエイティビティの強い源泉になる
新しい世界を知りたいという「好奇心」と、未知のものに遭遇したときの「感動」こそが、その一番の原動力になるからだ。
「30歳までに心の故郷を見つけられた人はしあわせだ。 」これは、ぼくが尊敬する、ある作家の言葉だ。
とにかく動け、行動しろ、というのはよく聞く話だと思います。
ここでのポイントはその理由です。それは、移動そのものが、価値を生み出す源泉になる効用を持っているから。
インターネットとモバイルが発達して、リモートでなんでもできる世の中。その最モビリティの先端を走る2人が、物理的な移動の重要性を説いているのは面白い。
僕も社会人になってからも、できるだけ意識して物理的に移動していました。海辺や山、海外も含めていろんな土地を見て「こんなところに住めたら素敵だな」という妄想をたくさん膨らましてきました。その結果「何を中心に暮らしたいか」につながっています。
小口の定期収入を複数確保しよう
どこか1つに依存せず、小さなキャッシュフロー(定期収入)を複数得る、 というスタイルをぼくはおすすめしたい。
月数万円といった1社のみから多額の報酬を受け取る「依存型」よりも、「小口の定期収入を複数確保」している状態
何事も依存は良くないが、自由に生きる上で最も避けなければならないのは、収入源を1つに依存する事だ。
収入源を一つに依存していると、それは会社・上司・顧客(フリーランスの場合)に、自分の人生を預けている状況。
ぼくもサラリーマン時代、楯突いた事で大きく減給された経験がある。それはある日突然やってくるのだ。
もう一つのポイントは「小口」というキーワードだ。「小口」で済むように、ミニマルライフコストを最小化する事が大事だ。僕はブログ収入と、配当と、不動産と、非常勤型雇用で複数収入を得る計画を立てている。
計画を立てよう。「準備」と「実験」を重ねよう。
ハワイとニュージーランドへの移住が実現するまでに、約15年という、偶然にもほぼ同じ準備期間と実験期間を重ねている。そして今 40 代後半の2人が、 20 代のときに描いた理想の生き方を手にしたのは、ともに 39 歳の年
ぼくもダイスケもかつては、今この本を読んでいる多くの人たちと同じ会社員だった ということ。そこから「準備」と「実験」、そして「失敗」と「成功」を繰り返して、今のこのライフスタイルにたどり着いた
興味深いのは、2人がほぼ同時の39歳で、この生き方を手にしている。人によって当前差異はあるあると思うんだけど、サラリーマンとして社会に出て、ホームプレイスを探し、スキルを得て複数収入を得るまでには、だいたいこれぐらいの期間が目安なんだろうなと思った。
僕はこの記事を書いてある時点で32歳。あと6年で必ず同じ生き方を得る
まとめ
- モバイルボヘミアン=旅するように働き、暮らす、自由な生き方
- 「なにを中心に生きたい」を知ろう
- まずビジネスの訓練をしよう
- 移動しまくろう。ホームプレイスを探そう
- 小口の定期収入を複数確保しよう
- 計画を立てよう。30代で実現しよう
ライツ社
売り上げランキング: 14,978
売り上げランキング: 431
コメントを残す