書評記事です。アーリーリタイアを志す人に、めちゃくちゃオススメです。
正直この本を読むまでは、って、なんか安っぽいバズワードっぽくて苦手でした。「ちょっと自分に酔ってるモノが少ない人…?」ぐらいに思ってました...
がなんとなくKindleでサンプルダウンロードし「月の生活費は7万円で暮らす。」この冒頭文でやられてしまいました。物だけでなく、お金、生活、時間、そして人間関係までにも通じる、新たな「生き方」が学べます。
実際に持っている服、投資の基準、自身のミニマルコストも公開されています。考え方から実践まで一気通貫。
はっきり言って超おすすめです。
なぜミニマリストになったのか
「とにかくお金を稼いで、物質的に豊かになれば幸せになれる」と思い込んでいた僕に、
「物では幸せになれない」ということを気づかせてくれた。
「もっと上を見ろ、うまいメシを食え、いい車に乗れ、いい女を抱け」
だけど、埋めるべき空白のない時代に生まれ、
あふれるほどの物に囲まれて育ってきた僕には、全然ピンとこない。
まさに心の声をズコーンと撃ち抜かれた感じ。
少し前にも書いた通り、僕たちは良くも悪くも渇望できない世代なんです。これは構造的な問題であって、決して自分たちのモチベーションが低いわけではない。
まずそういう世代に生まれている事を自覚するのが最初。まず自分の心の声に、耳を傾けることが大事です。 【必点検】ミレニアル世代が大事にする3つのモチベーション
ミニマム・ライフコストを把握せよ
「あなたは毎月、いくらお金があれば生活できるだろうか?
この質問に即答できる人は、意外に少ない。
僕は7万円だと一瞬で答えられる
四角大輔さんが著書『自由であり続けるために20代で捨てるべき50のこと』の中で提唱している「ミニマム・ライフコスト」という考え方だ。
僕自身、ひとり暮らしを始めるにあたって、「なんだ、これだけあれば生活できるのか」と知って、肩の力が抜けた
まず自分が生きていく上で、必要なコストを洗い出す事が大事。「たったこれだけ稼げばいいのか」と身軽になれる。そうすることで、本当に好きな事をし続ける土台ができる。
つまらない仕事を続けなくてなくていい。
少し休んで、転職したっていい。
ある程度投資元本があれば、配当で食っていける。
ちなみに僕のミニマルライフコストは約12万円だった。
- 家賃:3万円
- 食費:3万円
- 通信:0.5万円
- 日用品:1万円
- 美容・衣服:0.5万円
- 趣味・娯楽:2万円
- 育児・教育:2万円
- 保険:2万円
- 自分の心の「声」を信じよう
- ミニマル・ライフコストを把握しよう
- 好きなもの・毎日長時間使うもの・体験に投資しよう
- アマゾンの注文の受け取り方
- 貯金ルール
- 付き合う人のルール
あなたのミニマルライフコストはいくらですか?
暮らしを最小化する
今アメリカでは、なるべく物を減らし、小さな家で暮らす「タイニーハウス」というライフスタイルが流行している。あの消費大国アメリカですらそうなのだ。
「小さい住宅や車を購入し、その差額を見栄の消費以外に使えば幸せになれる」これは『幸せとお金の経済学』(ロバート・H・フランク著)という本の結論
消費大好きなアメリカ人ですらそうなっている。アメリカで起こっている大きな流れは、必ず日本にもやってくる。
今アメリカではトレーラーハウスやバンライフが流行っている。グーグルで務めながら、キャンピングカーで暮らす生活をしる人もいる。
タワマン、住宅ローン、庭付き一軒家のパンフレットを捨てよう。
小さなトレーラハウスかバンを買おう。
固定資産税のかからない、移動型の家の誕生だ。
投資しよう。大大大好きな物。毎日・長時間使う物。体験に。
究極的には「必要=好き」だと、僕は考えている。それも「ちょっと好き」ではなく「大大大好き」と思えるレベルの「好き」を大事にする
どんな物にお金をまわすのかというと、シンプルに「毎日・長時間使う物」でいい。科学的にも「 毎日長時間使う物にお金を多く使ったほうが幸福度が高い(=コンフォート原則)」ことが立証されている。
まず自分を知る事が大事だ。自分は何を「心地いい」と感じるのか。
そして何を「不快だ」と感じるのか。
好きな事がパッと思い浮かばない人は、嫌いを書き出しみよう。
例えば「尊敬できない上司に上から目線で怒られるのは嫌だ」という人は「尊敬できる人とのフラットな関係が好きだ」と転換できる。
好きな事と、嫌いな事を書き出してみよう。
まとめ
僕がこの本から学んだ、大事なポイントはこれだ。
他にもめちゃくちゃ心に刺さったり、明日から使えるノウハウ等もある。
例えば、
ここでは紹介しきれない。ぜひ、Kindleで読んでみてほしい。
サンクチュアリ出版
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ミニマル・ライフコストの把握のためには、四角さんの本も超オススメだ。
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